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水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

令和4年度

10月

秋桜祭で始まる十月は爽やかな時期で、充実した教育活動が展開できます。来校される保護者の皆様は、ご息女が笑顔で取り組んでいる様子をご覧いただけるものと期待しています。

 

毎年十月は訓育重点月間として、さらに徳育の深化を意識した取り組みを展開しています。今年度は左ページに記載されている三点を中心に、生徒達の成長を推し進めていきます。保護者の皆様もご理解とご指導をよろしくお願いいたします。これからの社会における女性のあり方を考えた時、単なる生徒指導の強化だけでは社会が求める人材に応えることはできません。愛され、必要とされ、役に立つ女性として、地域や社会に貢献できる女性を通し
て、幸せな人生を生徒たちには歩んで欲しいと心から願っています。

 

私は副校長に就任した平成九年より、毎朝七時過ぎから職員朝会前まで、外に出て生徒達と挨拶や会話を交わしています。今年で二十五年目となりました。朝から真夏日の日がありました。氷点下七度の厳寒の朝もありました。来校されたお客様に館内を案内していると、私と生徒との精神的距離が近いとお褒めの言葉を頂くことがあります。毎日一度は生徒と対面しているからだと思います。最も大切なことは「続ける」ことです。

 

校門前を通勤する教育関係者からは校長自ら挨拶運動の先頭に立っていると言われることもありますが、本校生はすでにきちんと挨拶ができる生徒ばかりです。その目的は生徒達一人一人を主人公として迎え、その長所を見出すことにあります。

 

生徒達は良い可能性を伸ばすために三年間本校に通学しています。そのためには教員が生徒の長所を意識した指導が肝要です。生徒達に先入観で接することなく、真っ白な気持ちで迎える中で初めてその長所を見出すことができると信じています。欠点を指摘することは容易ですが、長所を見出すことはその数倍の観察力が必要です。数倍のエネルギーを使って生徒の長所を見出す機会が、私にとっての朝の時間であります。保護者の皆様もご息女の長所、強みを意識されてのご指導をよろしくお願いします。