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水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

令和4年度

7月

先月は二日・三日の二日間、札幌市で令和四年度私学経営研修会が開催されました。「躍進する私学~未来をつくる経営~」という研究目標に基づき、基調講演や報告、パネルディスカッション、意見交換会、学校視察など盛りだくさんの内容でありました。私立学校にとっての原点を再認識する機会となりました。

パネリストを担当した私が一番意識したのは、私学の命とも言える「建学精神」です。公立学校との違いは、「使命感」を持って教育を展開していることです。その使命感の源が建学精神であります。高度情報化社会となり、目に見える実績のみが注目されがちですが、学校長の大切な仕事は、すべての教育活動と建学精神との関連を点検し続けることだと思います。実績を追うばかりで、建学精神がただの飾り物になっているのは、もはや私学ではありません。

社会が多様化し、生徒も多様化しています。時には配慮が必要な場面もあります。しかし状況に迎合することなく、「社会に貢献する女性を通して、幸福になるための力」を植え付けて、卒業させる使命感を大事にしたいのです。不登校の生徒が通信制高校に進学するケースが増加していますが、卒業後の「未来」を見据えて真剣に向かい合う覚悟が必要です。私は不登校経験生徒の指導は、その生徒の人生に係わっているという意識を強く持っています。高校の卒業資格が得られても、社会に適応できない人材を輩出するわけにはいきません。

関東大会ではソフトテニス部が初の団体第三位、個人第五位に入賞することができました。私の誇りであります。吹奏楽部は六月十一日に茨城県議会議事堂で演奏することができました。伊沢勝徳県議会議長が絶賛された演奏でありました。私の誇りであります。建学精神に基づく日々の活動があればこそ、心から誇りを感じることができるのだと確信しています。今後も生徒たちの未来を見据え、意義ある教育活動を実践していく所存であります。

今月は第一回学校参観を開催します。ご来校をお待ちしています。

最後になりましたが、一学期における保護者の方々のご理解とご協力に深く感謝申し上げます。