平成30年度
9月
私はできる限りインターハイの応援に行くことにしています。生徒たちの晴れ舞台をこの目に焼き付けておくことは校長の使命だと思っているからです。もう一つ重要なことは、全国大会での生徒たちの様子から普段の指導の積み重ねを感じることができます。彼女たちの取り組む姿勢や言動は、日々の指導を反映しています。そこから本校の強みと課題が見えてきます。
七月三十一日は、ソフトテニス部三年星野さんと二年三浦さんが個人戦に出場する日です。三重県鈴鹿市は快晴でありました。二回戦中盤からペースをつかみ圧勝し、強豪就実高校との三回戦は惜しくも敗れました。しかし、とてもいい内容で見応えがありました。星野さんは主将らしい頼もしさで、三浦さんは今から来年が楽しみに思える動きでした。そして、明るく元気な部員たちの応援は、今の本校の雰囲気を映し出すものでありました。
八月三~五日は空手道部が岐阜市、フェンシング部が愛知県知多市での大会でありました。フェンシング部三年永野さんは、フルーレで見事八位入賞を果たし、空手道部三年北條さんは四回戦、伊藤さんは三回戦まで勝ち進んでくれました。三年の風格と誇りを感じることができる場面でありました。
フェンシング部団体戦は、永野さんを除くとすべて一年生です。佐賀商業との一戦は一進一退の攻防で四対四となり、最終戦は一年益子さんでした。極度に緊張しているのが客席にも伝わります。彼女の一生懸命に戦う姿に涙が流れます。本校ベンチは常に明るく、精一杯の応援でありました。戦い終わり号泣する彼女から、最後まで頑張ってくれた彼女への感謝の涙があふれます。
本校の強みである「温かさ」「明るさ」「一生懸命さ」を感じるインターハイとなりました。すべての生徒との縁に感謝し、一人残らず伸ばさなければならないとの決意を新たにする機会となりました。
今学期も建学精神に基づき、教職員一同、心を込めて取り組んでまいります。御理解と御協力を宜しくお願い申し上げます。