水戸聾学校主催の交流会に参加してきました。
この交流会は、水戸女子高等学校バレーボール部生徒との交流活動を通して、お互いを正しく理解し合い、共に生きていこうとする人間性を培うという目的でスタートしました。
お互いに始めての交流会ですが、挨拶からスタートして相手に思いや考えが伝わるように工夫していました。聾学校の生徒は6名でしたので6つのグループに分かれて自己紹介を含めたコミュニケーションの後、グループごとにウォーミングアップ・ボールトレーニング・パス・対人レシーブ・レシーブ練習を実施しました。
その後3人レシーブを見せてほしいというリクエストがあったので、実演した後聾学校の生徒と合同で3人レシーブをしました。素晴らしいプレーを沢山見せていただきました。そしてレシーブ練習後は6つのチームでの混合ゲーム・水戸女子高校紅白戦・水戸女子高校VS聾学校でゲームを行いました。
水戸聾学校バレー部の皆さんは高校生と中学生で部員が6人ということで、高体連や中体連の代替大会にも参加することができず、コロナウイルスの影響で聾学校の大会も中止となり、練習試合も実施できないということで水戸女子高等学校バレーボール部との交流会を計画していただきました。
聾学校の大曾根先生から生徒の感想をいただきました。
「先日はお世話になりました。子供たちに感想を聞きました。
・初め緊張しましたが,笑顔ではっきり話してくれたり,筆談を使ってくれたり,ゆっくり話してくれて嬉しかった。助かった。
・楽しくバレーができて感謝している。
・バレーは,チームがみんなで笑顔で声をだすとこんなに変わるんだ思った。
・「これがバレーなんだ」と実感できた。
・本当のバレーを見ることができて感動した。
・もっと練習して,レベルアップしてまた一緒にやりたい。
など目を輝かせていました。
ある生徒は,はじめ健聴者なので気が進まなかった。でも,自己紹介の時から印象がどんどん変わっていき,すごく楽しかった。水戸女子の皆さんとの交流は,自分にとても大きく良い体験になった。というのを聞いて,この子がこんな考えをしていたことに驚き,交流をやって良かったなあと思いました。
正直,健聴者への考え方が今回の交流で変われたといわれた時,水戸女子の皆さんに本当に感謝しました。」
このような感想をいただきとてもうれしくなりました。聾学校の皆さんの思い出に残る交流会になったのなら幸いです。
私達水戸女子高校バレーボール部は今回の交流会を通して、笑顔の大切さ、コミュニケーション、諦めないこと等沢山のことを聾学校のバレー部の皆さんから学ぶことができました。
今後の自分たちの生活やバレーボールに生かしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。