令和7年度
1月
謹んで新年のお喜びを申し上げます。
年の初めにふさわしい穏やかな正月でありました。静かな元旦の気分を味わいながらも、新しい年への思いを新たにした次第です。
言うまでもなく、第三学期は令和七年度の総仕上げの時期であります。今学期は「感謝」をキーワードにして、日々の教育活動に取り組み、年度をしめくくりたいと考えています。
「感謝の心を忘れてはいけない。感謝の心がなければ、他人の協力は得られず孤立する。感謝の心があれば、他人の協力が得られ、楽しい日々を過ごすことができる。そのためにも『ありがとうございます』『すみません』の二つの言葉を身につけたい。(人間大事の哲学 江口克彦著)」に代表されるように、感謝は人間が生活する上で大切なことであります。しかしながら、
社会が便利になり、豊かになるにしたがって私たちは自然の恵みや、人々からいただく恩恵を当然のように考えてしまいがちになっているのではないでしょうか。
古代日本では果物や野草、狩猟でとった獲物など、あらゆる自然の恵みを神からの授かり物と考えていました。農耕が始まった後も、米や麦などの収穫は人間の労働の成果ではなく、神の恵みによってもたらされたものと考えられてきたのです。田畑を耕すのは人間ですが、種子を育てるのは自然の力によるものだと考え、春には豊作を祈る神事を執り行ない、秋には収穫を感謝する祭祀がひらかれてきたわけです。
収穫は人間の労働の成果だとの思い違いをし続けてきた結果が、環境や教育問題をはじめ数々の問題の根源になっていると考えます。日本人としての「つつしみ」を忘れず、自分を支えてくれている人々の存在を意識し、自然に感謝の心を表現できる人材を育成していくことに使命を感じます。
今年も本校の目指す理想の実現に教職員一同、決意も新たに邁進する所存です。保護者の方々の御理解と御協力を宜しくお願い申し上げます。