水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

令和6年度

12月

毎朝七時過ぎに外で生徒達と挨拶を交わすようになって、まもなく二十七年が経ちます。宿泊を伴う出張を除いて、毎朝のルーティンとなりました。校門前の道路を通勤する方からは、水戸女子高の校長は朝から生徒指導をしていると言われることがありますが、生徒指導の必要もなく、生徒との挨拶や会話から生徒達の強みを感じることを目的としています。時には私の体調を気遣う生徒の言葉もあり、優しい生徒達に感謝する時間でもあります。

例年になく暑かった夏が嘘のように、スーツだけでは寒さを感じる時期となりました。外に出ると駅伝部の部員達が、朝の練習前に落ち葉の掃き掃除をしてくれています。実に心温まる光景です。心から駅伝部を応援したくなるのは、その姿に共感するからです。吹奏楽部もコンクールに向けての練習ばかりではなく、地域から要請があれば、県内各地でミニコンサートを開催しています。聴いている方々からは笑顔がこぼれます。そして共感が生まれ、多くの方々から応援していただいています。インターアクト部も様々なボランティア活動を展開し、県内インターアクト部では最も精力的に活動し、高い評価を得ています。また来校された方々からは、「きれいな校舎ですね。」と共感の言葉をいただきますが、まもなく竣工から十二年となる校舎を、毎日生徒達が心を込めて清掃していることできれいな校舎が保たれているのです。

私立学校は部活や進学実績等で県立高校を上回る実績を残しています。一方で少子化の影響もあり、自校の実績最優先で、生徒募集に取り組む傾向が見られます。そこからは共感が生まれるはずもありません。

本校は「社会に貢献する女性を育成する。」という建学精神の下、九十三年目となりました。建学精神に忠実な学校としての共感の輪を広げたいと思います。

掃き掃除を終えた駅伝部の部員が走っている姿を背景に、そして吹奏楽部の練習をBGMに、生徒達と挨拶を交わすのは私にとって格別の時間です。 

一年間の本校教育に対する御協力に深謝しつつ、揃って良い年を迎えられるよう祈念申し上げます。