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水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

令和元年度

4月

四月に入り、いよいよ新しい年度のスタートとなりました。今月から一年生を迎えて、学校内もさらに活気づくことでしょう。今年も新入生の保護者の方々との新たなご縁が生まれたことを心から喜ぶとともに、生徒の育成に共に力を尽くしたく、このご縁を大切にしていきたいと決意を強くするものです。

「平成最後の・・」という言葉が数多く聞かれるようになりましたが、本学校通信も平成最後の号となりました。先代校長の後を受け、私が学校通信の作成を始めたのが平成十年四月でありました。この約二十年間は、少子化や東日本大震災をはじめ様々な困難な問題がありました。教職員は力を合わせ課題に向き合い、克服してまいりました。これからも全力を尽くしたいと強く感じています。

私立学校にとって大きな向かい風となっているのは、少子化だけではありません。「公立学校の私学化」もそのひとつです。

二月二十日の知事記者会見で、県立高等学校改革プランが示されました。その多くの部分を占めたのが、中高一貫校の設置でした。これから三年間の間に併設型中高一貫校に改編する高校が九校、中等教育学校に改編する高校が一校となり、既設の中高一貫校を含めると十四校と全国一の設置数になります。少子化により生徒募集に苦戦している私立中学校にとっては、甚大な影響が予想され、数年後の高校の生徒募集にも少なからず影響があるはずです。また既設の中学校においても中高一貫校との学力差の拡大、また大半が中学校一クラス設置と、学校行事等への懸念が広がっています。私立学校が明治以来、公立学校の何倍もの努力をして、わが国の教育をリードしてきました。中高一貫校もそのひとつです。私学の特色を公立が真似るのは必然なのかも知れません。私学がさらに発展する機会として捉え、努力する所存であります。

今年度も教職員一同は、建学精神である「社会に貢献する女性の育成」の下、全力を尽くす所存であります。保護者の方々の御理解と御協力を宜しくお願い申し上げます。