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水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

平成27年度

3月

今年も三月となり、蛍雪の功成った三年生を送り出す時となりました。新卒業生の保護者の方々には、心からの祝意とともに、三年間にわたる本校教育への御協力を厚く感謝申し上げます。

私は毎年その年に意識すべきキーワードを生徒向けに示して、教育活動に連動させています。

この度卒業する生徒達は、新校舎になって初めて迎えた新入生でありました。「水戸女子の命を吹き込んで、初めて本校の校舎となる」と入学式以来、何度となく生徒達に話してきました。入学式の三週間前に竣工式を終えたばかりの校舎に、「当たり前のことを、真面目に、心を込めて」取り組む生徒達の姿を加えてこそ、初めて本校の校舎となると信じていました。あれから三年が経ち、昼休みに校長室からコミュニティストリートを見ていると、熱心に清掃に取り組む生徒達の様子が確認できます。美しい校舎は美しい生徒達の心から生まれることを確信する光景です。

平成二十六年度は「復活から躍進」と位置づけ、建学精神を具現化する四つの力を「自己コントロール力」「コミュニケーション力」「行動力」「気配り力」と定め、集会の度にその意義を説明してきました。私立学校の原点である建学精神を飾り物にすることなく、日々の教育活動の中に織り込んでいくことが大切です。進路や部活動で、まさに躍進にふさわしい一年となりました。

そして平成二十七年度は「進化の一年」とし、一年六か月前より取り組んできた「点検・改善」を実行に移し、教育内容を進化させる年といたしました。教育課程やコース、生徒指導の在り方、学校行事や制服に至るまで、すべてに点検と改善を加え、教育内容をバージョンアップしています。三年生と共に歩んだ三年間は本校の長い歴史の中でも、実に意義深いものがあります。胸を張って次のステージで頑張って欲しいと願っています。

新卒業生の巣立ち行く時を迎えて、感慨も無量でありますが、ひたすらその人生に幸多かれと心より祈ってやまないのであります。