平成17年度
9月
2・3年生の職場実習をはじめ,各種大会出場や課外など,本年も充実した夏休みとなりました。新たな気持ちで,2学期をスタートしていきたいと思います。順調に推移した1学期を受けて,あらゆる活動を充実させていくのが2学期のテーマとなります。その中でも,学習面の充実を最優先課題として考えています。
本校では年に3回ほど達成度調査を実施しています。これは生活面,学習面等を生徒にアンケート形式で自己評価させ,学年や学校全体の流れを把握し,その後の効果的な指導に役立てていくという趣旨に基づいた調査であります。今年度最初の調査は5月に実施いたしました。生活態度や教科外活動では意識の高さを感じることができるものの,学習面では克服すべき課題があります。特に本校教育を長く受けている上級生のあり方は,一年生に比べて,格段の進歩を感じるものでなければなりません。
「授業はきちんと受けていますか」との質問では,どの教科も集中して受けているとの回答において学年の差はみられませんでした。しかし集中できていない生徒の割合が,一年生は皆無だったのに対し,二年生は1.7%,三年生は2.4%を記録したのは残念なことであります。また「苦手科目を克服するための努力はしていますか」との質問においては,学習方法がわかっていて実際に努力しているとの評価が学年を追うごとに低下し,何もしていないという回答が二年生では13.8%にのぼりました。さらに「家庭での予習復習の実践」では,どの評価も自主的に実践しているとの評価が一年生では17.1%だったのに対し,二年生は6.9%,三年生が8.2%という反省すべき結果となりました。達成度調査に対する意識の違いを考慮しても,大いに反省すべき結果であります。授業の展開や指導方法などの研究をさらに進めてまいりますが,家庭での意識づけと,最低90分の学習時間の確保については特段のご指導をお願いいたします。
今学期もあらゆる課題は本校のバージョンアップの機会と考え,教職員一同プラス志向で取り組んでまいります。宜しくお願い申し上げます。