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水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

平成25年度

10月

昨年十月の学校通信は、一・二年生の道徳の中で、新校舎建設現場に入り、工事担当者の方のお話を伺った授業後の生徒達の感想文を紹介しました。

新校舎完成までに二万人もの人が関わり、それぞれの方が一生懸命作り上げていく新校舎は私たちだけのものではなくて、関わってきたすべての人たちのものでもあると思いました。作ってくれたことに感謝し、大切に使いたいです。(薗部美奈)

職人さんたちが校舎をつくる。そして私たちができること・・新校舎に「水戸女子の命」を吹き込むこと。さらに、感謝して使うこと。そのことを忘れずに頑張りたいです。(宇都利奈)

新校舎での教育活動から九カ月が経ちました。生徒達はここに紹介した感想文通り、「感謝」と「水戸女子の命」を意識して順調な成長を続けています。

私にとって東日本大震災からの約二年半を象徴するものが、吹奏楽部の今年度のコンクール曲である「民衆を導く自由の女神」です。昨年東日本大会で金賞を獲得した「マゼランの未知なる大陸への挑戦」はイメージが湧きやすい曲でした。今年は昨年度のようにはいかず、指揮の木村先生に曲のイメージをお聞きしたところ、先生は大震災からの二年間を意識されているとのことでした。確かに大震災前の平穏な生活、大震災、復旧、復興、新校舎完成、一年生入学と思いを巡らせながら生徒達の演奏を聴いていると、走馬燈のように様々な出来事を思い出すことができます。以来私にとって一生忘れてはならない曲となりました。

大きな重圧がある中で先月宇都宮市で開催された東関東大会の演奏は、本校らしさを存分に発揮した素晴らしいものでした。そして結果は東関東コンクール史上初の三年連続東日本大会出場となりました。

私にとって「民衆を導く自由の女神」のエンディングは、「水戸女子の美しい物語は永遠に続く」です。富山市での最後で、最高の演奏を期待しています。

さて今月は訓育重点月間として、生徒指導の目的である徳育の深化をさらに推進してまいります。保護者の方々のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。