6月

先月11日に茨城県高等学校体育連盟と茨城県教育委員会の主催による,平成17年度茨城県高等学校総合体育大会総合開会式が笠松運動公園体育館で開催されました。当日は県内の高校生約二千人が参加して,式典及びリーダー研修会を実施いたしました。

今年は行進に参加する運動部生徒10名に加え,本校生徒が開会式全般の補助役員を担当し,運営補助に30名,式典音楽担当として吹奏楽部員27名が参加いたしました。運営補助は受付や,来賓接待,式典補助,放送など式典に係わるすべての業務の補助であり,吹奏楽部は行進時の音楽から国歌やファンファーレまで,すべての音楽を担当するという責任の重い内容でありました。生徒達は自主的に取り組み,「社会に貢献する女性を育成する」という建学精神に基づいた学びの機会となりました。特に吹奏楽部の生徒達は,少ない部員数の中で精力的に練習に励み,期待以上の演奏を披露してくれたのであります。生き生きとした明るい表情から,改めて生徒達の意欲を引き出す指導の大切さを痛感した次第です。

外部での活動は本校の教育活動の検証の場であり,教育の在り方を社会に問う機会でもあります。今回の高体連の方々へのアンケート結果を分析すると,「教育方針」と「日頃の指導」の大切さについてのコメントが数多くありました。多くの方々が本校の教育方針に共感し,本校教員の日頃の指導に敬意を払って下さったようです。教育が混迷し,課題が山積している時代だからこそ,教育のあるべき姿を示し,社会に問うことが重要であると思うのです。

さて左ページにも記載されている通り,今年度の関東大会には,16年ぶりに出場するバレーボール部をはじめ,4つの運動部が出場することになりました。運動部の数を考えれば県内随一の出場率となります。関東大会においては本校生徒としての誇りを表現する機会,プラス志向を実践する機会であることを忘れることなく,周囲への感謝の心を持って臨んで欲しいと思います。保護者の皆様もご声援の程,よろしくお願いいたします。