とびっきりの1冊 part2 📚  

こんにちは。
 
本の紹介と言えば、各新聞は土曜日か日曜日に「書評欄」(新聞によって名前が違いますが)を載せています。
 
試しにスマホで茨城・朝日・読売新聞の無料サイトを比べてみました。
朝日新聞デジタルでは見ることができました。(「朝日新聞デジタル 書評」と入力)
新聞を購読している家庭では土曜日か日曜日の新聞を見てみてください。
いろんな本が紹介されていますよ。こんな本があるのか~と知ることができますね。
図書館でも新しい本を購入する時には、こういうページも参考にしてます☺
 
さて、とびっきりの1冊ということで、『また、桜の国で』(須賀 しのぶ著 祥伝社)を紹介します。
 
第二次大戦中のポーランドが舞台です。(ポーランドはどこにあるでしょう?)
主人公は、ロシア人の父と日本人の母の間に生まれた棚倉 慎です。彼は日本人として育ちましたが、目立つ外見でかなり偏見を受けてきました。
慎は在ポーランド日本大使館外務書記生となってポーランドに赴任しました。
 
ポーランドはこれまでに何度も他国に支配され、自分たちの言語を失ってきました。(「革命のエチュード」などを作曲したピアノの詩人 ショパンが生まれた国ですね・・・)
大戦中もロシア(当時のソ連)とドイツに支配されてしまいます。
その中で母国ポーランドの自由と独立を願う若者たちがあちこちで立ち上がります。
ポーランドの友とともに生きることを選ぶ慎やその周りの人々の生きざまに心を揺り動かされる、スケールの大きな作品です。
 
 

投稿者:司書M