#stay home with books 📚 素敵な時間を過ごせるように・・・

こんにちは。急に気温が上がってきました。
家の中でも熱中症に気をつけてくださいね。
 
今日のビブツイではこの本を紹介します。
 

『ホタル帰る~特攻隊員と母トメと娘礼子』(赤羽 礼子・石井 宏著 草思社文庫)
「昭和20年5月20日に出撃やて。アホか、あと3か月で終戦やないか」こんなふやけた会話をする人も、知覧特攻平和会館に入ると様子が一変する。昭和20年3月からわずか数か月の間に起きた特攻という悪夢。17歳から20歳前後の1036人の若者たちの命が消えた。出撃までのほんの数日を過ごした、食堂のおばちゃんトメとの日々。

 
鳥濱(とりはま)トメさんは昭和4年、27歳で知覧町に富屋食堂を開業しました。富屋食堂が陸軍指定の食堂になったことから知覧飛行場の飛行隊員たちが集まるようになりました。戦争末期には特攻隊の最前線基地となった知覧飛行場。学徒として召集され特攻兵となった10代から20代の隊員たちが富屋食堂で出撃前のわずかな時間を過ごしました。「あの子たちはほんとに可愛くてねえ、できるだけお母さんしてやりたいと思ったものだよ。」
 
 
特攻隊については映画にもなった、百田尚樹さんの『永遠の0』(講談社文庫)もあります。その他に9回特攻を命じられたものの、命令に背き9回とも生還した佐々木さんのことを書いた、鴻上尚史さんの『不死身の特攻兵~軍神はなぜ上官に反抗したか』(講談社現代新書)もあります。
 

 
 
そして、もう1冊。

これはどんな内容ですか?
 
「特別養子縁組」という言葉を聞いたことありますか?
 
言葉は聞いたことがあります。
それに関係しているんですね。
 
先日の朝日新聞でも特別養子縁組について取り上げられていました。高校生のみなさんにもぜひ、読んで欲しい本です。
『朝が来る』(辻村 深月著 文藝春秋)
5歳の朝斗は、佐都子と夫で迎えた養子。ある日実母の片倉ひかりから電話があった。朝斗を返してくれるかお金をくれるか、と。ひかりはクソ真面目な両親にあてつけるように男の子と付き合った。自由に生きているつもりだった。でも大人になるにつれて、本当の自由が何なのか分かってきてしまった。

 
特別養子縁組をするときは、最後は実母の同意がいるのですね。最後の最後で気持ちが変わる母親・・・。
佐都子とひかり、2人の女性の生き方はあまりにも違いすぎるようですが、物語はどう結末に向かうのでしょうか・・・。
 
ところで、この作品は映画化されるんですね。知りませんでした。(このごろチラシを観にいくこともなくなってしまいました💦)
公式HPには短い動画もありましたが、残念ながら映画は延期のようです。
 
ビブツイではこれからも心にグッとくる本や楽しい本を紹介します☺
 
投稿者:司書M