朝の日課

毎朝7時になると外に出て生徒達の挨拶を交わすのが、17年続けてきた私の朝の日課です。本校生ばかりではなく、近隣の学校の生徒達や通勤の方々とも自然に挨拶をするようになりました。時には卒業生に会うこともあります。先日は卒業生の山口さんが校門前の横断歩道に立っていました。これから出勤するとのこと。振り返れば、山口さんは中学生の時から挨拶を交わしていた仲です。早くから本校への入学を希望して、中3になると受験についての話題も多くなりました。入学後も毎朝のようにおしゃべりをして、気がつけば6年間の月日が経ちました。しばらくぶりに会った山口さんでしたが、いつもと同じようにおしゃべりをしている私たちを、まぶしい春の陽射しが包み込んでいるのでした。私にとっては大事な時間です。

 

校長 鈴木康之