水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

平成27年度

1月

謹んで新年のお喜びを申し上げます。

年の初めにふさわしい穏やかな正月でありました。静かな元旦の気分を味わいながらも、新しい年への思いを新たにした次第です。

はじめに、三年生の保護者の方にご応募いただきました第九回親と子の自慢作文コンクールにおきまして、杉村久美さんが理事長賞、平田淳子さんが優秀賞、本多直美さんが優秀賞をそれぞれ受賞されました。おめでとうございました。また多数のご応募に心から感謝申し上げます。ちなみに生徒の作文も飯島友希さんが茨城新聞社賞を受賞するなど、五名の生徒が入賞しましたので報告いたします。

先月は二年生が職場実習を行いました。昭和六十一年に、高校としては茨城県初の職場実習も、今回で二十九回目となり、建学精神に基づいた教育活動として、欠くことのできない行事となっております。二年生にとっては、本校教育の総仕上げという位置づけで実施している活動です。建学精神を具現化する四つの力、すなわち自己コントロール力、コミュニケーション力、行動力、気配り力を実践する場として事前指導にも力を入れてきました。ご協力いただいた四十一ヵ所の事業所の皆様には、心から感謝する次第であります。

私も実習当日にはいくつかの事業所を訪問し、生徒の様子を見ることができました。生徒たちは明るく、積極的に取り組んでいましたが、意外な再会の場ともなりました。ある事業所では「先生、覚えていますか?」と聞かれ、思わず旧姓を尋ねると、私が三十年前に担任した卒業生でありました。次の事業所で対応してくれたのは、十一年前の卒業生であり、さらに最後に訪問した事業所では十年前の卒業生の結婚の報告までありました。事業所によっては卒業生が実習生を指導する場面もあり、感慨深くその光景を見ることができました。それらの再会は、本校の過去・現在・未来を結びつける夢の場面でありました。

今年もご息女の未来に私たちの夢を託して、教職員一同、思いも新たに邁進する所存です。保護者の方々の御理解と御協力を宜しくお願い申し上げます。