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水戸女子高等学校
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学校長より

飾りウェーブ

平成18年度

2月

ここ数年、1月1日の新聞を興味深く読んでいます。年頭の新聞の1面は、その新聞社の基本姿勢や世相が象徴的に反映されるからです。スクープ記事が掲載されることもありますし、正月らしい記事になることもあります。

今年の読売新聞は、ロシアの原子力発電所建設に東芝と石川島播磨重工が参入するという記事でした。朝日新聞は、松岡農林水産大臣と出資法違反容疑のある企業との関係を報道したもので、いずれもスクープを意識した記事であろうと思います。産経新聞は「定年70歳時代へ」との見出しの通り、これからの高齢社会に関する記事でありました。産経新聞と同じような話題を一面にしたのが茨城新聞で、こちらは「生かせ巨大な力」との見出しが躍っています。毎日新聞は「難病児募金あざける『祭り』」と題し、インターネット掲示板における悪質な書き込みに対する問題提起の記事です。高齢社会の進展やネット社会は、今の世相を反映した記事と言えるでしょう。

数紙の一面を飾った「高齢社会」や「ネット社会」のあり方を論じた記事を読み取っていくと、これからの社会のポイントは教育であることがわかります。高齢者の方々が受け継いできた日本人としての倫理観や道徳観をしっかりと植えつけながら、情報化社会の素晴らしさを享受できれば、昨今の報道にあるような深刻な問題は起こりえないはずです。わが国の将来を左右するのは「不易流行」の実践なのであります。その重要な部分を担う教育のあり方を考えた時、改めてその使命感に身が引き締まる思いがします。

さて、行事の欄にも記載されている通り、今月17日に吹奏楽部の第二回定期演奏会が開催されます。吹奏楽部員のひたむきな姿勢の集大成になるものと期待しています。今年は水戸五中・東海中の吹奏楽部が賛助出演してくれることになっており、前回にも増して充実した演奏会になるはずです。本校の活気あふれる雰囲気を感じていただけるものと確信しております。保護者の方々のご来校を心からお待ち申し上げます。