学校長より

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平成24年度 2月

 一月八日に無事新校舎において第三学期の始業式を執り行うことができました。改めて一年十ヶ月間の保護者の方々の御協力に心から感謝する次第です。なお、仮設校舎・二号館(旧三号館)ホール解体に始まり、部室建設、運動場復旧等の工事を進め、今年十月末にはすべての復興事業を完了させる計画であります。

 先月末、私は先生方の助けをいただき図書室の蔵書整理をしていました。旧校舎にあった本の中には傷みが激しいものがあり、選別の必要があるからです。やむなく廃棄しなければならない本が多数あり、一度目を通しておきたいと考えての作業でしたが、千冊を超える蔵書の選別作業はなかなか大変でした。同時に本校の歴史の深さを知る機会ともなりました。「大百科事典(平凡社)」は昭和七年の発刊で、昭和六年に創立した本校とほぼ同じ年月を図書室で生き続けてきたわけです。ちなみに一冊一円三十八銭であります。高度な技術を感じさせる医療機器の写真もあり、当時の人々の旺盛な意欲を感じ取ることができました。残念ながら傷みが激しく、一冊だけ残すことにしました。また私が生まれた昭和三十三年に発刊された「写真で見る日本(全二十巻)」中の水戸の写真で、偕楽園と並んで本校近くの保和苑や同地に埋葬されている藤田東湖の墓が大きく紹介されているのは新鮮な驚きでした。水戸学がまだ人々の心の中に残っていた時代だったのだと思います。次の世代に引き継がなければならない示唆をいただいた思いです。

 放課後になると生徒達が手伝いに来てくれました。私にとってさらなる新鮮な驚きは、彼女達が見せた旺盛な知的好奇心でありました。じっと本に見入る姿、感動と質問の声が交差する図書室に、私は確かな手応えを感じました。新しい図書室には閲覧コーナーに加え、自習スペースも完備しています。生徒達の知的好奇心をさらに伸ばせるものと信じています。

 さて、行事の欄にも記載されている通り、今月十六日に第三回学校参観を開催いたします。駐車場が用意できませんが、進路ガイダンスに加えて私が新校舎の説明と案内をする予定です。一・二年の保護者の方々のご来校をお待ち申し上げます。