学校長より

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平成22年度 9月

夏休みは本校にとって、実に実りの多いものでありました。フェンシング部・新体操部が沖縄総体に出場したのを筆頭に、吹奏楽部は見事、県吹奏楽コンクールで金賞に輝き、3年連続で東関東大会へ進むこととなりました。また、8月に開催された体験学習では、昨年比1・8倍の中学生が来校し、本校への期待の高さを知ることができました。
8月8日の夜、私は沖縄へ向かっていました。遠方での開催であったので、せめて校長だけでも会場で演技を見ることで、5年ぶりの出場を果たした新体操部を祝福しようと思ったからです。しかし、会場である沖縄市体育館での予想外の光景は、私に重要な「気づき」を与えてくれました。保護者の方の出迎えに心が温まり、席に案内されると応援に駆け付けた人々の数に驚きました。飛行機で2時間半もかかり、そこからさらに車で1時間もかかる場所にもかかわらず、選手の保護者の方々、卒業生、さらには卒業生の保護者の方々、本校教員と10人を超える方々の姿がありました。さらに座席を確保するために、荒天にもかかわらず、前日の朝から整理券を求めて保護者の方が並ばれていたことを後に知りました。選手たちが入場した時の大きな歓声は会場を圧倒し、ふと見ると、他校の選手たちも声を枯らして本校生を応援してくれていました。私は多くの方々の声援から、本校への共感と支えを感じとり心から感動しました。
吉田松陰が教育に関して表現した言葉に「涵育(かんいく)薫陶(くんとう)」があります。教育は当たり前のことの積み重ねにより自然に感化するものであり、強制的に指導し、わずかな期間で促成栽培のように教育することは間違っているという意味が込められています。目先の成果のみにとらわれることなく、生徒たちの人生に思いを馳せ、幸せを願い、日々の教育活動に当たることの大切さを、新体操の会場から学んだ次第であります。
今学期も、社会に貢献する女性を育成するという建学精神に基づき、教職員一同プラス志向で、当たり前のことを、真面目に、心を込めて取り組んでまいります。御理解と御協力を宜しくお願い申し上げます。