学校長より

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平成29年度 10月

昨日、本日と開催した秋桜祭には、多数の保護者の皆様に足を運んでいただき、心から感謝いたします。おかげさまで生徒たちの活き活きとした姿を多くの方々に見ていただく機会となりました。本当にありがとうございました。

今月は来年度の入学生確保に向けた大切な一カ月であります。すでに各中学校では私立高校説明会が開催され、十月がピークとなります。急速に進む少子化は、私立高校にとって深刻な問題です。今年度の私立高校への入学状況は全国では前年度比一,四九九名減でありました。東京の九七七名減をはじめ、神奈川県や愛知県など都市部での減少が目立ちます。本県は二六一名減でした。特に茨城県は私学に通学する生徒の割合が低く、関東では二番目の低さです。

すでに都市部では進学や部活の実績だけでは生徒確保がむずかしいとの分析があります。このような状況だからこそ、私立学校の原点をしっかり見つめることが大切であると考えます。先月の学校通信で述べた通り、生徒たちが歩んでいく未来は厳しいものがあります。建学精神を見つめ直し、磨き上げることによって、それに耐えていける力、幸せな人生を送るための力を授けていくことが最も大切だと確信しています。

そのために必要なことは、私学人としての熱意だと思います。教育界ばかりではなく、社会全体が変革への対応に追われ、不安ばかりが広がっているように感じます。社会に迎合し、目先の利益を優先する姿勢からは熱意は生まれません。夢や希望を切り拓いていく原動力は我々の熱意、熱い思いであります。戦略や戦術を超えた私たちの熱意に共感が生まれ、新たな縁が生まれていくのだと強く感じます。私立学校としての誇りを胸に、堂々と語れる私学が求められ、どのような時代になっても生き残るはずです。

毎年本校は十月を訓育重点月間として、徳育の深化を意識した取り組みを展開しています。これは単なる生徒指導の強化ではありません。ひとつひとつの指導が、生徒たちの未来を切り拓く力を引き出すことにつながっていると考えています。今月も教職員一同、熱意を以て事に当たってまいります。