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水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

平成24年度

10月

一・二年生の道徳の中で、新校舎建設現場に入り、工事担当者の方のお話を伺う授業を七月に実施しました。生徒達の感想文を読むと、当たり前ではありますが大切な思いを感じることができます。

新しい校舎はたくさんの方の努力、汗でできていてそれに感謝しなければならないと思いました。できあがった校舎で感謝の気持ちを忘れずに生活したい。(二年四組岡本葵)

新校舎完成までに二万人もの人が関わり、それぞれの方が一生懸命作り上げていく新校舎は私たちだけのものではなくて、関わってきたすべての人たちのものでもあると思いました。作ってくれたことに感謝し、大切に使いたいです。(二年四組薗部美奈)

初めて工事現場に行って説明を聞き、建物を造るにはどれだけの手間と時間がかかるのかがわかりました。これからは工事の人に感謝をしていきたいと思います。(一年二組阿部瞳美)

職人さんたちが校舎をつくる。そして私たちができること・・新校舎に「水戸女子の命」を吹き込むこと。さらに、感謝して使うこと。そのことを忘れずに頑張りたいです。(二年二組宇都利奈)

いじめ問題をはじめとして、心が痛む事件が相次いでいます。様々な角度から分析が進んでいますが、その根本にあるのは、社会性の欠如であると考えます。他者への思いやりや感謝する心をしっかり育んでいかなければなりません。私が読んだ作文の中で、二年生は工事の方々への感謝の言葉を添えていたのは七十一・二%でありました。一年生は「楽しみ」「驚き」等の言葉が多く、感謝の言葉は五十一・一%と、学年によって差があることもわかりました。本校での徳育教育による成果がこのような数字にも表れていると思います。すべての生徒が感謝の心を持って新校舎に入ることが、水戸女子の命を新校舎に吹き込むことであると改めて感じた次第です。

さて今月は訓育重点月間として、生徒指導の目的である徳育の深化をさらに推進してまいります。保護者の方々のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。