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みなさん、お元気ですか?
 

 
今日のビブツイは、コミックです。
ツイッターで話題になり、漫画化されました。
(出版されたのはちょうど1年ほど前です)
 
 
もしかして・・・。これは『テイコウペンギン』ですね?

 
そう、テイコウペンギンです。テイコウペンギンと言っても体の大きな皇帝ペンギンではなくて、普通サイズのアデレーペンギンらしいです。ごく普通のペンギンのささやかな抵抗の物語なんです。
 
「テイコウ?」「コウテイ?」
 
フフフ・・・改めて紹介しますね。
『テイコウペンギン』(とりのささみ。著 講談社)
お客様相談係という名のクレーム対応がペンギンさんの仕事。「何もしていないのに製品が壊れた」というクレームに、「奇遇ですね、お客様。私も今、何もしていないのに怒られております」と見事な切り返し。社会の理不尽に対するペンギンさんの小さな抵抗(テイコウ)が満載です。

 
まだ、読んだことがないという人はぜひ。
先生が紹介してくださった本は、皆さんに見てもらえるようにカウンターでしばらく展示しますね。
 
 
 
この本は?
アルファベットが見えますね。i??

 
i(アイ)です。
『i アイ』(西 加奈子著 ポプラ社)
「この世にアイは存在しません」くだらない数学教師ほど自信満々に言う。i×i=-1 存在しない数について習う。アイはシリア人で、アメリカ人の父と日本人の母の養子。ニューヨークでは気づかなかったけど、日本ではすごく目立つ。孤独だったから大人になって自分の子どもを持ちたかった。自分の存在を確認したかった。

 
作者の西加奈子さんはテヘランで生まれ(テヘランはどこの国かな?)、エジプトで子ども時代を過ごしました。作品にはイランを舞台にしたものもある一方で(わかったかな?)、帰国して住んだ関西を舞台にしているものも多くあります。
i アイ 愛・・・。シリアの戦火を逃れ、平和な国に住んでいることに感謝しつつも気持ちの落ち着かないアイ。
アイの探し求めたものは何だったのでしょうか?
心に響く1冊です。
 
 
投稿者:司書M