こんにちは。今日の1冊を紹介するビブツイです。☺
そろそろ皆さんも家にいることが退屈になってきているころかもしれませんね。
課題や家のお手伝い、運動したり・・きっと毎日いろいろと工夫をして過ごしていることと思います。
毎日の生活が少しでも快適になるように、今日もおススメの1冊を紹介します。
さあ、今日の本は何でしょうか?
写真が2枚続くのはお決まりということで・・・。
先生のマスクはお手製ですね。すてきです。
さて、どんな本でしょうか?
今日紹介するのは『ままならないから私とあなた』(朝井リョウ著 文藝春秋)
この本には2つの話が入っています。まずは短編小説「レンタル世界」から紹介しましょう。
ちょっと大人なオープニングなので、びっくりする人もいるかもしれません。
彼女ができたら家に連れて来いと野上先輩に言われ、バイトで恋人のフリをしてくれる髙松さんと知り合い、先輩の家へ。奥さんはうわさ通りの美人で子供はお泊り保育で不在、先輩はいつもより口数が多かった。帰り際、雄太は髙松さんと本当の恋人になりたいと告白するが、思いもよらない返事が・・・。
髙松さんのお返事はなんだったのでしょう?気になります!!
そして、もう1つのお話は?
「ままならないから私とあなた」これは中編小説です。
幼馴染のカオルはパソコンで「何でもできるソフト」を開発している。ユッコは「自分にしか作れない音楽」を求めて頑張っている。お互いがとても大切な友達なのに、いつからか歯車がかみ合わなくてっていることに、ユッコは気づいているけどカオルは気づいていない。人生って本当にままならないのよね。
そう、ままなりませんね。本当に・・・。
ところで”ままならない”という言葉、聞きなれない人もいるかもしれません。今のような状況(休校や自粛など自分1人ではどうしようもできないような)の時にも使えるのではないでしょうか?思い通りにならない時に使いますね。
辞書を引いてみました。うちの辞書はかなり古いのですが、「ままならない」では載ってないんですね。「まま」という言葉があり、①思う通りに任せるさま。②思う通り。などいくつも意味がのっています。②のところに「ままならぬ世」という例が載っていました。(広辞苑 第三版より)
投稿者:司書M