12月

先月の学校参観には、多数の保護者の皆様にご来校いただきました。ありがとうございました。クラスマッチに取り組むご息女の姿を温かく見守っていただき、心から感謝申し上げます。

クラスマッチの第二日目に、私は石岡市内の小学校で講演を依頼されていました。保護者対象の「子育て講座」です。予め講演資料を送付していましたが、参加者に配布されている「家庭教育ブック」を読んでみました。この冊子は就学前から小学校四年生の子を持つ保護者向けでありましたが、参考になる事柄がたくさんあります。キーワードごとに解説が加えられていますが、「待っていられますか?」「子どもの話に耳を傾けていますか?」等は、とかく指示を出しがちな私たちには新鮮に感じる言葉です。特に印象的だったのは「親も子も自己肯定感を育みましょう」という項目でした。

人口減少により国全体が縮小する子どもたちの未来に、悲観的な風潮が強くなっています。そのような時だからこそ、子どもたちだけではなく、大人も自己肯定感をより意識すべきであると考えます。生徒たちの成長を実感するためには、私自身がしっかり自己肯定感を持たなければならないと思っていた折、学校参観のアンケートを拝読し、心が温かくなった次第です。

「クラスマッチ見学は初めてですが、娘が家に帰っても一生懸命クラスのことを思いながら取り組んでいるものがどういったものか、楽しみにしてきました。クラスをまとめることに悩んだこともあったようですが、先生やクラスの仲間に支えられ、本日を迎えられほっとしています。中学校ではできなかった、周りを見てまとめる力、落ち込んでいる人、やる気が起きない人への声かけや関わりを水戸女子で一つずつできることが増えていく娘にうれしく感じました。まだまだできないことが、苦手なことが多いですが、毎日楽しく『休んでいるヒマはない!』と笑顔で学校に行っています。クラスマッチの生徒たちの楽しそうで一生懸命な姿に元気をたくさんもらえました。」

一年間の本校教育に対する御協力を深謝しつつ、揃って良い年を迎えられるよう祈念申し上げます。