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平成18年度 7月

テレビや新聞のみならず、いろいろな場面において「最近の若い人たちは・・」から始まる悲観的な発言が多く聞かれるようになりました。奈良の高校生の自宅放火事件に象徴されるように、若い世代の犯罪が目立つことは確かです。高校生の世代だけではなく、村上ファンドやライブドアなどの問題でも、若い世代のあり方が問われています。しかしながら私にとって先月は、いろいろな機会を通して若い世代の活力を感じる月となりました。

六月中旬に私学の教育課程研修会が東京で開催されました。その第二日目のパネルディスカッションで私はパネラーとして、いろいろな事柄を発言する機会に恵まれました。この研修会には全国から各校の学習指導の中心となっている先生方が集まり、比較的若い世代が多いのです。熱心で前向きな質問が予想以上に各パネラーへ寄せられ、私は教育にかける情熱や志の高さに胸を打たれました。

同じ週に北関東地区の私学初任者研修会が水戸で三日間にわたり開催されました。研修の最後日に、私は「私学教員としての心構え」というタイトルで講義をいたしました。九十分にわたる長い時間にもかかわらず、初任者の先生方は熱心に耳を傾けて下さり、講義後の最後の質問に答え終わったのは研修会が終了してから一時間半も経った後でした。私は若い先生方の意欲と熱い思いに圧倒されました。

当然ながら本校の生徒達からも同じような手応えを感じました。関東大会やインターハイ予選での各運動部の活躍をはじめ、一週間にわたってNHKの学校紹介に出演した生徒達の取り組みも見事でした。十五日に開催された水戸地区高等学校音楽会で不本意な演奏に終わってしまった吹奏楽部は、二十四日の水戸市芸術祭青少年コンサートで、同じ学校とは思えぬくらいの見事な演奏を披露してくれました。感動的な演奏から、生徒達の力と可能性を感じることができました。

「若い世代は・・」と指摘される昨今の状況は、私たち自身が若い世代の導き方を真剣に考える機会なのではないでしょうか。