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平成26年度 1月

今年は戦後七十周年にあたる節目の年であります。そして、私立学校にとっても大きな節目の年なのであります。今年が私立学校振興助成法成立四十周年の年にあたるからです。私立学校振興助成法は、私立学校の教育条件の維持、及び在学する児童生徒等の経済的負担の軽減を図り、私立学校の経営の健全化を図ることを目的としています。

明治初期は私学の設置は届け出制であったものの、戦前における我が国の教育政策は官学中心主義であり、私学は厳しい統制下にありました。戦後になり、私学の自主性が尊重されるようにはなりましたが、昭和四十四年度までは、私学助成は税制優遇や長期低利融資等が中心であり、補助金の交付も理科教育、産業教育、学校図書館など国が振興を必要としている分野に限られたものでありました。必然的に私立学校は大変厳しい状況に置かれていました。茨城県内でも戦前に誕生した私立学校は十七校です。しかし現存している私立高校は本校を含めて、わずか五校であることがその厳しさを物語っています。

しかし建学精神に基づいた意義ある教育活動は次第に実を結び、公教育としての私学の価値を高めていくのでした。そのような中、昭和四十七年に山形県米沢市で開催された全国理事長・校長研修会での討論がきっかけとなり、私学助成の機運が高まっていったのでした。それから三年後、幾多の困難を乗り越え、私立学校振興助成法の制定となりました。

あれから四十年が経とうとしています。私たちは「少子化」をはじめとする、深刻な情勢に直面しています。だからこそ、厳しい状況の中で法律の制定に尽力された私学人の方々の思いを噛みしめ、不屈の精神で建学精神の具現化のために挑み続けた先哲の思いを受け継ぐ、節目の年にしたいと考える次第です。

さて、行事の欄にも記載されている通り、今月十四日に第三回学校参観を開催いたします。進路ガイダンスに加えて、例によって私もお話をさせていただきます。保護者の方々のご来校をお待ち申し上げます。