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水戸女子高等学校
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校舎と生徒

学校長より

飾りウェーブ

平成26年度

7月

先月初め、恒例になっている京成百貨店での吹奏楽部のミニコンサートを聴きに行きました。震災直後の三年前に、生徒達から復興への勇気をもらった「ラザロの復活」を再び聴くこととなったのです。三年前とは比較にならないほどのスケールの大きさに、苦しかったはずの三年間に、逆に大躍進を果たした原動力を感じました。三年連続東日本大会金賞を経て、大編成部門に挑戦するバンドの心意気を、聴衆の皆さんに示す機会となりました。

先月はインターハイの県予選が開催された月でありました。フェンシング部・新体操部が見事全国大会出場を決めてくれました。特に、新体操部の三本松さんが仮設校舎の教室において、たった一人で練習している姿が昨日のことのように思い出され、今でも涙がこぼれそうになります。諦めることなく地道に練習に励んだ先にあったものは、個人総合優勝でありました。「伸びやか演技 文句なし」という、彼女の優勝を伝える茨城新聞の見出しを一生忘れることはありません。

二年連続でのインターハイ出場を逃したソフトテニス部は、生徒達の意志により早朝練習が始まり、元気な声とボールを打ち返す音が毎朝私を包んでくれます。

団体組手の準決勝で、優勝校に逆転負けを喫した空手道部員は、落ち込むことなく、明るく私と挨拶を交わして早朝練習に向かいます。その先にあるものが、私にははっきり見えています。

県大会二回戦で敗退した翌日、バレーボール部員は新人戦に賭ける思いを、熱く私に語ってくれました。彼女達はしっかり前を向いています。その姿を私は心から誇りに感じます。

ひとつひとつのエピソードは「水戸女子らしさ」や本校の「強み」に集約されていくはずです。生徒達の今後の活躍を心から願うばかりです。

今月は第一回学校参観を開催します。私の講話は来年度以降の本校の取り組みについての話です。生徒達の情熱にしっかり応えるための点検・改善の進捗状況を説明いたします。

最後になりましたが、一学期における保護者の方々のご理解とご協力を深く感謝申し上げます。