学校長より

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平成24年度 9月

四月二十六日に新校舎建設が始まって以来、毎日工事現場に足を運んで、その進捗状況を脳裏に焼き付けてきました。

地中を掘削しながらコンクリートを流し込み、柱を形成する柱状改良杭工事に始まり、地中熱空調に欠かせないジオアルミ竪管工事、その後の工事のために地面を掘り起こす根代・山留め工事、そして鉄筋を手作業で配置する基礎配筋工事、出来上がった鉄筋に枠板をはめ込む基礎型枠工事、型枠にコンクリートを流し込むコンクリート打設工事、掘り起こした地面を元に戻す埋め戻し工事と、基礎部分には三か月以上の日数がかかりました。これは決して工事の遅れによるものではありません。それだけ基礎が大事なのであります。柱の鉄筋はコンクリートを流し込んだ後には二度と見ることができません。見ることができない部分が一番大事なのだとの、建設責任者の方の言葉を鮮明に記憶しています。

これは決して建物建築に限定されたことではありません。工事を毎日見ている私にとっては、教育と共通する部分の多さに身の引き締まる思いがします。教育成果をあげるための近道はありません。日々の地道な教育実践の積み重ねのみが、生徒達の未来を明るく切り拓いていくのだと確信しています。

今年度の全国高等学校総合文化祭は富山県で開催され、吹奏楽・吟詠剣詩舞部門に本校生が出場しました。吹奏楽部門の会場に予定より早く到着した私は、本校吹奏楽部の到着を待つ間、各県から集まっている高校生の様子を見ていました。明るい挨拶、きびきびとした行動、優しい気遣いなど素晴らしい高校生の姿がそこには広がっていました。目には見えない日々の先生方の細かな、小さな指導が私には見えた気がします。

今学期末には新校舎が完成する予定になっています。新校舎に水戸女子の命を吹き込むべく、社会に貢献する女性を育成するという建学精神に基づき、教職員一同、「基本」を軸に、当たり前のことを、真面目に、心を込めて取り組んでまいります。御理解と御協力を宜しくお願い申し上げます。