学校長より

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平成23年度 10月

東日本大震災発生から半年が経ちました。福島県をはじめとして、多くの被災地の復興の道のりはまだまだ険しいものがあります。本校も大きな被害を受けたわけですが、教職員、そして生徒達は本当によく頑張っています。特に部活動は厳しい制限がある中で、着実に成果を出しています。新体操部は国体へ初めて出場し、ソフトテニス部は新人戦地区大会で個人優勝、団体準優勝を果たし、空手道部も秋季大会で型優勝、組手準優勝となりました。

震災直後、四号館で待機していた私に、保護者の方より娘の楽器を取り出したいとの電話がありました。吹奏楽部の練習場所であった連絡棟は、特に被害がひどく数日後に解体の予定でした。楽器を取りに行った私が目にしたものは、棚はくずれ、埃まみれの楽器が散乱している楽器室でありました。東関東大会での見事な演奏、イベントでの生徒達の笑顔が、まもなく解体される練習場、そして埃まみれの楽器という現実に消えようとしていました。私は一心不乱にすべての楽器を安全な場所へ運び出しました。今になって思えば、私にとっての、復興へ向けての最初の行動でありました。五月二十八日の京成百貨店での演奏は、震災後初めて聴く吹奏楽部の演奏でありました。私の中で消えかかっていた生徒達の笑顔が復活した記念すべき日であります。全体練習ができない環境の中、地区コンクール、県コンクールとも第一位を獲得し、四年連続で東関東大会を果たしました。東関東大会で生徒達の演奏を聴くことは、半年前の埃まみれの楽器からは想像もできないことでありました。多くの方々への感謝の念を持って、最高の演奏を聴き終えた数時間後、市毛先生から東日本大会への出場という快挙の電話をいただきました。厳しい環境の中での生徒達の成長、それを支えている教職員を誇りに感じる瞬間でありました。

さて、今月は新校舎建築に向けての工事が本格的にスタートいたします。来年末の完成を目標に進めてまいります。校舎と体育館が一体化した新校舎の完成により、本校はさらにパワーアップすることをお約束いたします。