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平成21年度 3月

今年も、蛍雪の功成った3年生を送り出す3月となりました。新卒業生の保護者の方々には、心からの祝意とともに、3年間にわたる本校教育への御協力を厚く感謝申し上げます。
医療技術のめざましい発達により、以前は不治の病とされていた病気も治癒することが多くなりました。又、重い病と宣告された人が、いつの間にか治っていたという事例もたくさんあるようです。病気の症状が理由もわからないままに消えることを、医学では「自然寛解」と呼ぶのだそうです。
自然寛解と関係があると注目されているのが「祈り」です。自然寛解によってがんが消えた50人を対象に行った、「なぜ回復したと思うか」とのアンケートに対して、一番多かった回答が「祈ること」だったという結果がアメリカで発表されています。頭が痛いと訴える人に対して、小麦粉を頭痛薬だと言って飲ませると、頭痛が解消してしまうという事例は、プラシーボ効果と呼ばれています。これらの事例を奇跡や信仰という言葉で片付けずに、科学的アプローチを試みる動きがあります。アメリカの病院で、心臓病患者393人による実験が行われました。本人に知らせることなく、他人によって祈られたグループと、祈られなかったグループとに分けて比較してみると、祈られたグループは人工呼吸器、抗生物質、透析の使用量が明らかに少なくなっていることがわかりました。この場合はプラシーボ効果とは言えず、大変興味深い結果であります。大きな事故に遭い、瀕死の状態から全快したという話もよく聞く話です。そこには必ず祈りに基づいた周囲の献身的看護の姿があります。さらに植物でさえも、人間の関わり方で成長に差ができることもよく知られています。
プラス志向を意識し、理想的なイメージを信じ続けることが「祈り」につながり、それが飛躍や奇跡の原動力になっているのだと思います。改めて人間の持つ無限の可能性を感じた次第です。
新卒業生の巣立ち行く時を迎えて、感慨も無量でありますが、ひたすらその人生に幸多かれと心より「祈って」やまないのであります。