学校長より

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平成21年度 6月

本校の重点目標のひとつに、「徳育の深化」があります。表面的な生徒指導だけではなく、徳を深めることにこそ、建学精神の具現化がなされると考えているからです。当然ながら、日本的美意識や価値観を意識して深めていくことが大事なのであります。
古代日本では罪を犯した人を穢れた気の毒な人だと表現しました。その根底には、すべての生命は本来、清明(清らかで明るい)であると考えていたことがあります。生まれつき罪を犯す人はいないというのが、私たちの元々の人間観です。罪を犯してしまった人は、何らかの事情で穢れてしまい、気が枯れてしまったために気が毒になったと考えました。天武・持統期には、日本的美意識と倫理観の象徴である、明・浄・正・直が明らかになっています。
「精神」という文字の「精」とは元々「清」なのだそうです。このことから日本人は「清らかな神」が自分の中にいると考えていたことがわかります。古代日本人は、身心ともに穢れがなく清らかであることが神の意に沿う姿であり、理想の姿であると信じていました。身心をともに清める禊祓いが、神に近づく儀式であることの根拠もそこにあります。鎌倉の銭洗弁天は、ここでお金を洗うと増えるとして有名ですが、元々は人々がお金によって知らず知らずに冒してしまっている罪の穢れを祓う場所でありました。罪悪は清らかな心に付着するもので、だから洗い流すことができると考えられてきたのです。
多様化が加速する社会において、数千年の歴史の上に立った教育のあり方をしっかりと見つめていきたいと思うのであります。
さて、左ページにも記載されている通り、今年度の関東大会には、3つの運動部が出場することになりました。関東大会においては本校生徒としての誇りを表現する機会、プラス志向を実践する機会であることを忘れることなく、感謝の心を持って臨んで欲しいと思います。保護者の皆様もご声援の程、よろしくお願いいたします。また今月23日には学校参観が予定されています。御来校を心よりお待ちしております。