1年4組K国語総合「昔話法廷」『三匹のこぶた』裁判📚

日時:2019年3月8日(金)6時間目
場所:1年4組K教室
教科:国語総合(江寺真先生)
図書館にある瀬田貞二訳 山田三郎画『3びきのこぶた』(福音館書店)は、貧しいこぶたの3兄弟が、それぞれの家を作ることになり、最初のこぶたはワラで、2番目のこぶたは木の枝で家を作りました。そこへオオカミがやってきてそれぞれの家を吹き飛ばし、2匹のこぶたは食べられてしまいます。その後、3番目のこぶたはレンガで家を作り、知恵を絞ってオオカミを退治する・・・という内容です。

「昔話法廷」の”『3匹のこぶた』裁判”では、トン一郎、トン二郎とトン三郎が登場。兄たちは絵本のようにオオカミに家を吹き飛ばされますが、命からがら末弟・トン三郎の家に逃げこみます。その後、トン三郎の家の煮えたぎる湯の中でオオカミは死亡しました。その大鍋にはふたがされ、重い石が乗せられていました。原作にはないオオカミの母親が事件の第一発見者として登場し、トン三郎の家のテーブルの上に『オオカミの正しいころしかた』という本が見えたなどと法廷で証言しています。(NHK Eテレ「昔話法廷」制作班編 『昔話法廷』(金の星社)より)

さて、オオカミの死はトン三郎の計画的殺人だったのか、それとも正当防衛だったのかがこの裁判の焦点です。授業では裁判の模様を映像で見た後、まず個人の意見(トン三郎は有罪か無罪か)を書き、グループで話し合いました。正解はなく、どちらの結論であっても構いませんが、結論に至る道筋が論理的であるかどうかが問われることになります。

映像を見ながら個人シートに気付いたことを記入していきます。

グループワークでは、証言したトン一郎やオオカミの母親の言葉、検察側から提出された証拠の品、被告であるトン三郎の言葉などを思い出しながら、それぞれが有罪の材料なのか、無罪の材料なのかを付箋に書いてワークシートに貼っていきました。各班の判決はどのようなものだったのでしょうか?

投稿者:司書M