水戸女子高のお盆

8月14日はお盆の真っ最中。
部活のほとんどがお休みです。
静かな学校は、考える仕事をする絶好の機会なのです。

すると校長室のドアをノックする音。
入ってきたのは2年前に卒業した杉山さんと塙さん。
杉山さんは在学中にホッとニュースでも取り上げた女優の卵。
塙さんは福祉系の勉強を続け、来春から現場に出る予定。
二人とも元気に頑張っている様子。
気が付くと90分もおしゃべりが続いていたのでした。
「教室を見てきます」と校長室を後に。

今度は東京からのお客様。
昭和17年に入学し戦争が終わった年に卒業した方のご子息です。
卒業生であるお母さまが今年1月に亡くなり、
お母さまのゆかりの地を訪問しているとのこと。
髙畠事務長が事前に当時の資料をコピーしてくれました。
激動の時代に高校生活を送った卒業生は、
ご家族との会話の中で本校の様子も語って下さったようです。

館内を案内すると、さっきの二人がまだ教室に。
「メモリーズ」では昭和13年当時の授業の様子が展示されています。
何枚も写真を撮るご子息夫婦。いい供養になったはずです。

水戸女子高のお盆は卒業生の里帰りです。
今年も温かな気持ちになったお盆期間でした。

学校長 鈴木康之